DivineJK’s diary

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2021-01-01から1年間の記事一覧

AtCoder青になったので水色から青までの一年半とついでに今まで書きそびれた黒から水までも全部書く

自己紹介 びふぉーあふたー 水になるまでのハイライト 1997/08/27 誕生 2019/09/01 黒から灰になる(ABC139) 2019/11/04 灰から茶になる(AGC040) 2020/01/11 茶から緑になる(第6回ドワンゴからの挑戦状 予選) 2020/03/28 緑から水になる(ABC160) 水か…

ABC180F - Unbranchedを形式的冪級数を使って解く

形式的冪級数(FPS)でやる解法で解いたので、まとめてみます。 問題リンク↓ atcoder.jp 考察 グラフに課される条件のうち、最初の2つの条件 自己ループを持たない すべての頂点の次数が以下である から、考えるべきグラフは直線グラフか頂点数2以上のサイク…

ABC193E - Oversleepingの解説を書いてみます

コンテスト中に通せたので、自分の解法を書いてみます。 問題 概要 電車が秒で一方の街からもう一方の街に移動し、街に着いたときに秒停車する。高橋君は秒寝て秒起きるを繰り返す。高橋君は街で降車することができるか?もし可能ならば、最短何秒で降車でき…

ABC183E - Queen on Grid:自分用メモ

問題 E - Queen on Grid 行列のマス目がある。左上のマス目をとして、上から番目、左から番目のマス目をマスとする。1手ごとに、そのマスから下、右、右下方向の好きなマスに移動できる。ただし、障害物に移ったり、障害物をを飛び越える移動や、マス目の外…

群論と離散対数のお時間です - 3

さて、ここからが本題です。で、とが互いに素とは限らない一般の場合の離散対数問題を解きます。 実験 からの向きに辺を結んでできた有向グラフを考えます。鳩の巣原理より、どのようなについても、少なくとも乗するとより小さい指数乗の値に戻ることがわか…

群論と離散対数のお時間です - 2

前回の続きです。一般化されたBSGSはまとまりをよくするために次回に回し、今回は、 Pohlig-Hellman algorithm BSGS, Pohlig-Hellman algorithmの実装 について書いていきたいと思います。 Pohlig-Hellman algorithm を素因数分解したときの指数が大きい場合…

群論と離散対数のお時間です - 1

BSGSを知っていますか?私は知りません。 ということでBSGSのWikipediaを読み漁っていたら、何やらさらにつよいPohlig-Hellman's algorithmなるアルゴリズムがあるじゃないですか!ちょうどその数日前にSA-ISを実装して調子に乗っていたため、アルゴリズムが…